札幌軟石文化を語る会とは

 

 

「札幌軟石文化を語る会」は、藻南公園の拡張計画に参加した市民有志の会です。

 

 藻南公園の拡張部には、明治から昭和30年頃まで札幌軟石を切り出していた切羽の跡が残っており、そのほとんどが石工さん達の手掘りによるもので、草創期の札幌の街づくりに貢献した貴重な産業遺産と言えます。石山地区の北端であるこの場所を「札幌軟石文化の玄関口」にすることを目標にして、市民と市の公園担当部局が話し合い、「この公園を軟石文化の発信地に」と呼びかけたのが「語る会」の代表を務める岩本好正です

 

 

その後、藻南公園内に軟石を採取していた当時の様子を再現するコーナーを市と協働で作りました。実現に向けて石工さんから当時の話を聞き取ったり、手掘りによる軟石切出しを石工さんに再現してもらったり、軟石を運び出していた馬車鉄道(馬鉄)について鉄道の歴史に詳しい方々との交流会も行いました。

 

今後は、軟石文化の玄関口となる藻南公園や石山地区に多くの方を招き、軟石に関する情報のネットワークを広げる活動を計画しています。

   札幌軟石文化を語る会 代表者

 

                岩本 好正

               ・石山緑地芸術祭運営委員会 事務局長

               ・石切山街道まちづくりの会 代表